内祝い講座 内祝いに添えるお礼状の封筒・便箋の選び方と、書くときの基本マナー

内祝いに添えるお礼状の封筒・便箋の選び方と、
書くときの基本マナー

結婚や出産などでお祝いをいただいたときには、内祝いを贈るのが礼儀です。内祝いを郵送する場合、のし紙を掛けた品物にお礼状を添えると感謝の気持ちがさらに伝わり、丁寧な印象になります。この記事では、内祝いの品に同梱するお礼状について、封筒や便箋の選び方、書く内容や注意点など、覚えておきたいポイントをご紹介します。最後まで読んで、気持ちの伝わる内祝いにしてくださいね。
内祝い お礼状

内祝いに添えるお礼状の便箋・封筒の選び方

内祝いに添えるお礼状は、どのようなものを選べば良いのでしょうか。便箋と封筒、それぞれの選び方をご紹介します。

便箋

お礼状の便箋は、白無地または薄い色で罫線の入ったシンプルなものが一般的です。相手によっては、ウエディング関連の華やかな柄や季節に合わせた柄のレターセットを選んでも喜ばれます。また、あまりかしこまった印象にしたくない方は、一筆箋を使用してもOKです。
お礼状の書き方は、友人や親しい親戚などへは、横書きでも問題ありませんが、職場の上司など目上の方へは、縦書きにするのがベターです。

封筒

目上の方へ贈る場合、「喜びが重なるように」といった意味のある、中身が見えづらい白の二重封筒を使用するのが一般的です。親しい間柄の方へは、きれいな柄の通常の封筒を使用しても大丈夫です。便箋を三つ折りにして入れられるサイズのものを選びましょう。

内祝いに添えるお礼状の書き方

内祝いに添えるお礼状は、どのように書けば良いのか、迷いますよね。「結婚内祝い」「出産内祝い」それぞれ書き方のポイントをご紹介します。注意点も記載しているので、確認してくださいね。

お礼状を書くときのペン

黒または紺の万年筆、毛筆、筆ペンが良いとされています。持っていない場合には、黒または紺のボールペンを使用します。

お礼状の内容

手紙の基本的な構成は、前文・主文・末文・後付けの4つです。この流れに沿ってお礼状や挨拶状を作成すると、礼儀正しい印象の文面になります。前文は「拝啓」などの頭語、時候の挨拶と続けます。主文にはお祝いをいただいたことへのお礼などを記載します。末文は結びの挨拶、「敬具」などの結語のことです。後付けとは、日付、署名(差出人)、宛名を意味します。

結婚内祝いの場合

結婚祝いをいただいたことへのお礼と贈り物の感想、結婚後の新生活や新居についてなど、近況や今後の抱負も盛り込むと良いでしょう。署名には夫婦の連名、新婦の旧姓、住所を記載します。

出産内祝いの場合

出産祝いをいただいたことへのお礼、贈り物の感想、産後のママの体調について、赤ちゃんの様子など、近況報告も記載します。そのほか、赤ちゃんの誕生日や性別、名前とふりがななどをお知らせしましょう。

注意点

内祝いのお礼状には「お返し」という表現は使用しないようにします。義務的に贈っている印象を与える恐れがあるためです。
結婚内祝いでは、区切りや終わりを表す句読点は付けない方が無難です。また、終わる、壊れる、失う、切れる、去るなどの忌み言葉や、重ね重ね、度々、次々などの重ね言葉も縁起を担ぐ意味で使用を避けましょう。
内祝いの品物を直接手渡しする場合には、口頭でお礼の言葉を伝えられるため、お礼状を添える必要はありません。

内祝いにお礼状を同封する際のポイント

内祝いギフトにお礼状を同封する際は、どんなことに気を付けたら良いのでしょうか。

封筒の表書き・裏書きに住所は書かなくて良い

表書きは相手の氏名に様をつけます。裏書きは、贈り主の姓名を記載します。内祝いに同封する場合には、住所の記載は不要です。

封筒は封をしない

宅配便でお礼状などの信書を送ることは法律上できません。封筒の封は開けたままにすることが大切です。

ギフトの購入店でお願いする

ギフトを購入した百貨店などで、配送の手配をする際に相談すると、お礼状を同封してもらえることもあります。同送が難しい場合には、お礼状やお礼の言葉を記載したハガキを別送するのも一つの手です。お礼状とは別便で内祝いを贈る際は、お礼状の方が早く届くように手配し、別送で内祝いを贈った旨を記載します。
インターネットで購入できるギフトショップには、メッセージカードを内祝いギフトに添えられるところがあります。お礼状よりもカジュアルなスタイルですが、手軽に感謝の気持ちを伝えることができます。

メッセージカードで感謝の気持ちを伝えましょう

お返し・内祝い・ギフト専門店のSOLEDE GIFT(ソレドギフト)では、メッセージカードを内祝い商品に無料でお付けしています。贈る相手別に付け分けできるよう、シンプルなものから、華やかでおしゃれなものまでデザインは全100種類をご用意!メッセージのみはもちろん、写真付きのデザインも豊富に揃えているので、結婚式での新郎新婦の晴れ姿や、生まれたての赤ちゃんの写真を入れて、近況を伝えることができます。
文面は「贈り物をいただいたことへのお礼」、次いで「現在の生活」や「今後の抱負」、最後に結びの挨拶を記載します。

文例:結婚の内祝いの場合

風薫るさわやかな季節となりました
いかがお過ごしでしょうか
先日は過分なお祝いをいただきましてありがとうございました
ささやかながら内祝いをお贈りします
ご笑納いただけますと幸いです
ふたりで協力して素敵な家庭を築いていきたいと思っております
今後ともどうぞよろしくお願い致します

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おさらい!内祝いの基礎知識

内祝いを贈る時期

内祝いを贈るタイミングは、お祝いをいただいてから1ヵ月以内に手配するのが一般的です。結婚式を挙げる方では、挙式後1ヵ月以内を目安にします。

内祝いの金額

内祝いの金額の相場は、いただいたお祝いの半額程度から3分の1が一般的です。上司など目上の方などへは3分の1、同年代の友人、職場の同僚などは半額程度と、相手との関係性で金額を決めます。

内祝いにはのしをかける

内祝いの品にはのし紙を掛けるのが礼儀。結婚など一度きりが望ましい慶事には、「紅白の結び切り」の水引を、出産など何度あっても良いお祝い事には、「紅白の蝶結び」の水引を使用します。水引を間違えるのは、失礼になりますので、ご注意ください。