もくじ
連名でお祝いを頂いたときのマナー
結婚や出産など、連名でお祝いをいただいた場合の内祝いのマナーについて確認しておきましょう。
内祝いを必ず贈る
会社の同僚、友人などから連名で結婚祝いや出産祝いを頂いた場合には、全員に対し内祝いを贈るのがマナーです。結婚祝いでは結婚式を挙げてから2週間~1カ月以内、または結婚祝いを受け取って1カ月以内に贈るのが一般的です。出産祝いでは赤ちゃんが生後1カ月を過ぎてお宮参りを迎える時期を目安に贈ります。個別に贈るか、全員にまとめて贈るかは予算に応じて選択してください。
内祝いは半額から3分の1程度の金額を目安に選ぶ
頂いたお祝いの1人あたりの金額を算出し、その半額(半返し)から3分の1程度を目安に品物を選びます。例えば、3万円程度のお祝いを10人から頂いた場合、1人あたりのお祝い金額は3000円となります。半額程度から3分の1の金額として、1500円~1000円を1人あたりの目安の金額として内祝いを探します。連名でのお祝いでは、内祝いの金額が少額になりがちですが、少ない金額になっても問題ありません。個包装のお菓子や飲料など、個別に分けられる商品を選んで、まとめてお返ししてもOKです。どのようなお祝い事であっても、頂いたお祝いより内祝いの品が高額にならないように注意しましょう。披露宴後のタイミングに新婚旅行で海外に行く方は、お土産を内祝いとしてお渡ししても大丈夫です。一般的なお土産として渡すのではなく、あくまで結婚内祝いということを意識して、商品を選ぶようにしましょう。
出産内祝いで職場の同僚グループに贈った内祝いの金額相場は2000円台が36%と最も多く、1000円台が27%、3000円台が18%となっています。
※ベルネージュダイレクト調べ
職場の同僚や友人グループへの内祝いにおすすめの贈り物
連名で結婚祝いや出産祝いをいただいたときの内祝い選びのポイントについて、人気の「お菓子」「タオル」「カタログギフト」の3つのジャンルに分けてご紹介します。
お菓子
クッキーやフィナンシェ、マドレーヌなどの個包装になっている焼き菓子セットは、大勢に内祝いを贈るときにぴったり。部署全体からお祝いをいただいた場合など、一人ずつの金額が少額なときには、こちらの渡し方がおすすめです。一人当たりの内祝い予算がある程度の金額になるときには、焼菓子の詰合せなどから個別に選ぶと丁寧です。賞味期限にも考慮し、なるべく長めのものにしておくと安心です。
タオル
普段使いに何枚あっても困らないタオルセットは、内祝いの定番品。今治タオルをはじめ、おしゃれなデザインのブランドタオル、タオルと日用品のセットなど、いろいろな種類があります。ご高齢の方や目上の方には、高級感のある木箱入りタオル、おしゃれなブランドのタオルは女性の方へ、キャラクターのタオルは子どものいる方へ、など相手に合わせて選ぶことが喜ばれるポイントです。
カタログギフト
高額な商品を少人数のグループからいただいた場合には、先様にお好きなものを選んでいただけるカタログギフトがおすすめです。色々な商品を満遍なく掲載している総合カタログをはじめ、ブランドに特化しているもの、食品のみのものなど、いろいろな種類からお相手に合わせてお好みで選びましょう。さまざまな価格帯があるので、予算に合わせてセレクトできます。
内祝いの渡し方
冠婚葬祭の種類によって使用する掛け紙が異なり、内祝いでは「のし紙」をかけるのが伝統的なしきたりです。ここでは、主な慶事として「結婚内祝い」、「出産内祝い」ののしや表書きの書き方をご紹介します。また、手渡し、郵送、どちらの渡し方を選べば良いのか、それぞれの特徴も確認しておきましょう。
内祝いにはのし紙をかける
結婚内祝い
結婚祝いのお返しには、水引は紅白の「結び切り(10本)」のものを使用します。5本1組が主流で、それが夫婦2人分という意味があります。結婚は何度も繰り返すことが望ましくない慶事のため、一度結んでしまうとほどくのが難しい「結び切り」を選びます。表書きは「内祝」、名入れは結婚後の姓または夫婦連名で記載します。
出産内祝い
「紅白蝶結び」の水引を使用します。出産は何度繰り返してもよいお祝い事なので、結び目がほどけてしまっても、また結び直せるという意味の「蝶結び」を使います。表書きは「内祝」または「御礼」を選びます。名入れは基本的には赤ちゃんの名前だけを書きます。出産祝いをいただいた方に、赤ちゃんからの感謝の気持ちを表現するほか、名前をお披露目する意味もあります。漢字の名前には、読み方がわかるようふりがなを忘れずに振りましょう。職場への出産内祝いなど、赤ちゃんの名前で贈るのがためらわれる場合には、姓でもマナー違反にはなりません。
宅配便や郵便で送るか、手渡しする
お祝いをいただいたら、内祝いを手配する前にまずは電話やメール等で、お礼の連絡をすることが大切。その上で、内祝いを贈る際には、自分や相手の都合に合わせて、渡し方を決めてOKです。手渡し、郵送、どちらの渡し方でも感謝の気持ちを記したメッセージカードを添えると良いでしょう。
宅配便や郵便で送る
内祝いを郵送することはマナー違反になるのでは?と心配する方がいるかもしれませんが、郵送でお渡しすることは失礼には当たりません。インターネットなどの通信販売のギフト専門店で購入し、配送してもらう方も多くなっています。
遠方に住んでいる方や職場への内祝いの場合では、手渡しよりも宅配便や郵送が良いでしょう。職場の方の場合には渡した相手が持ち帰る際に荷物になることや、お祝いをいただいていない方に配慮するためです。連名でもらったときはそれぞれの自宅に、部署単位でいただいたときは会社の部署を宛名に送りましょう。
送り状の送り主は友人には夫婦連名、職場には所属している本人の名前で記載します。結婚で名字が変わっている場合には、旧姓も記載しておくと誰かわからないということがないので無難です。
手渡しする
直接会って感謝の気持ちを伝えられるのが、手渡しの最大の特徴です。両親などの家族や近しい親戚、近所の方など日頃からお付き合いのある方には、手渡しすると喜んでいただけます。ぜひ会ってお礼を言いたいと思う方へは手渡しにする、相手の負担になりそうな場合には郵送にするなど、相手との関係性で渡し方を変えても良いでしょう。連名でお祝いを頂いた相手をホームパーティーなどに招き、内祝いを渡しても素敵ですね。
心のこもったメッセージカードの作り方
内祝いの品と一緒にお礼状やメッセージカードを添えると、さらに感謝の気持ちが伝わりやすくなります。お二人の結婚や、赤ちゃんの誕生を喜んでくださる両親や祖父母、親戚などには、写真入りのメッセージカードを添えるのがおすすめ。
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