出産内祝い 出産内祝い講座 出産内祝いの金額はいくら?失礼にならない、相手別の適切な相場

出産内祝いの金額はいくら?
失礼にならない、相手別の適切な相場

出産内祝いは、赤ちゃんの誕生をお祝いしてくれた方へ、感謝の気持ちを伝えるもの。大切なのはお礼の気持ちを伝えることではありますが、それだけでは不十分。いただいた相手の方に相応しい贈り物で、きちんとお返しすることがマナーです。ここでは、両親や親戚などの身内、上司や会社の同僚、友人など、贈る相手別の出産内祝いの適切な金額や気をつけたいマナーについてご紹介します。出産内祝いを贈る前にしっかり用意をしておきましょう。
出産内祝い

出産内祝いの金額の目安

出産内祝いはどのくらいの金額で贈るのが一般的なのでしょうか。出産内祝いの金額の目安を贈る相手別にご紹介します。

一般的な目安

受け取った出産祝いの半額(半返し)~3分の1の金額が目安。現金ではなく品物をいただいた場合は、インターネットで大体の金額を調べておくと良いでしょう。お返しの金額が受け取ったお祝よりも高額になるのは、相手に対して失礼とされています。

贈る相手によって変えたほうがいいケース
【両親】

いただいた出産祝いの半額~3分の1の金額が目安とされています。ご両親から高額なお祝いをもらった場合は、3分の1よりも少額のお返しをする場合もあります。出産前後は赤ちゃんを迎える準備などに何かと費用がかかるため、高額なお祝を子どもに渡すご両親もいるようです。

【親戚】

祖父母などの年配の親戚には、いただいたお祝いの3分の1、従兄弟などの若い親戚には2分の1程度の金額が目安です。高額なお祝いをもらった場合は、ご夫婦で話し合い予算の範囲内で内祝いを贈りましょう。

【職場の人】

上司への内祝いはいただいた金額の3分の1、同僚や部下へは半額の金額が目安です。連名でいただいた場合には、1人ずつの金額を割り出してお返しするのが一般的です。

出産内祝いの金額の相場

では、実際に出産内祝いを贈った方は、どのくらいの金額で用意しているのでしょうか。先輩ママのアンケートからご紹介します。

両親に贈る場合
両親

5,000~10,000円の内祝いをした方が34%と最も多い結果となっています。次いで10,000円台の21%、3,000円台15%と続いています。15,000円以上の高額なお返しをした方は10%程度という結果でした。
両親からの出産祝いは高額なケースもありますが、内祝いについては高くても10,000円台のものを贈っている方が多くなっています。10,000円台であれば、選べる品物のバリエーションが幅広く、カタログギフトの内容もリッチになります。

両親への内祝いを選ぶ

祖父母・親戚に贈る場合
祖父母親戚

5,000~10,000円が43%と最も多くなっており、次いで多いのが25%の3,000円台、10,000円以上の高額の内祝いをしたのは、10%程度となっています。10,000円程度の出産祝いを受け取り、3分の1または半返しの内祝いをしていることが想定されます。
5,000円程度の出産内祝いギフトは、お菓子やタオルなどもかなりボリュームがでて、豪華に見せることができます。お菓子やタオルとのギフトセットなど、相手の家族構成などに合わせて喜ばれる商品を選びましょう。どんなものがいいかわからないという方は、カタログギフトを選ぶと良いでしょう。

祖父母・親戚への内祝いを選ぶ

上司・目上の方に贈る場合
上司目上

5,000~10,000円が最も多い59%、次いで3,000円台の23%となっています。10,000円以上の高額の内祝いをした方も14%程度の結果です。職場の上司や恩師などの目上の方からは、1万円以上の出産祝いをいただくことが多いと推測できます。
職場の上司など目上の方への出産内祝いは、失礼のないよう厳選したいもの。お相手の好みや家族構成などを考慮して選びましょう。

上司・目上の方への内祝いを選ぶ

友達に贈る場合
友達

友達への内祝いで最も多い価格帯が3,000円台の44%。次いで多いのが、2,000円台の17%です。5,000円以上は12%となっています。10,000円以上のお返しをされた方も4%います。5,000~10,000円程度の出産祝いをもらっている方が多いと想定されます。
2,000~3,000円台の内祝いでは、おしゃれなタオルや人気ブランドのお菓子などから幅広い商品から選べます。相手の好みや家族構成などを考慮して選ぶと良いでしょう。

友達への内祝いを選ぶ

職場の同僚グループへ贈る場合
グループ

最も多いのは36%の2,000円台、次いで27%の1,000円台という結果です。次いで3,000円台が18%、4,000円台、5,000円台がそれぞれ9%でした。職場の同僚からは連名で出産祝いをもらっているため、内祝いの平均金額も低めとなっています。
個別にお返しができるプチプラギフトでも、タオルやお菓子、洗剤など色々な種類から選ぶことができます。部署単位など大勢の方から連名でいただいた場合には、個包装された焼菓子などを選ぶと良いでしょう。

同僚グループへの内祝いを選ぶ

出産内祝いで金額以外に気をつけたいマナー

出産内祝いを贈る際には、金額以外にも気をつけるポイントがあります。どのようにすればマナー違反にならないか、大切なポイントをまとめました。

贈る時期

内祝いを贈るのは、赤ちゃんが生後1ヵ月を迎えお宮参りをするくらいの時期が一般的。遅くとも、生後2ヵ月を迎える頃までには済ませておきましょう。職場復帰後にならないように、ご注意を!

贈り物の選び方

贈る相手によって工夫する。両親や祖父母には、赤ちゃんの名前入りのギフト、写真を飾れるメモリーグッズが喜ばれています。好みがわからない相手には消えものの飲料やお菓子、消耗品のタオル、自分でお好きなものを選べるカタログギフトが安心です。上司や目上の方には、有名店のお菓子や高品質なタオルなどがおすすめ。1人暮らしの方のように、菓子をたくさん食べそうにない場合は、お菓子と今治タオルのセットなどもとても人気があります。職場の同僚グループには個包装のお菓子を配ると良いでしょう。

のし紙の選び方

「紅白蝶結び」の水引ののし紙を使用します。出産は、何度あっても良いおめでたいこと。そのため、結びなおせるという意味の「蝶結び」ののしを選びます。両親への内祝いには「御祝」を選択しても良いでしょう。表書きは「内祝」で赤ちゃんのお名前のみをふりがなとともに記載します。職場に贈る場合など、赤ちゃんの名前でない方が良い場合は、姓を記載してもかまいません。

出産内祝い:金額のまとめ

出産内祝いの一般的な相場は、2分の1~3分の1程度。いただいた相手によって、内祝いの金額を変えても良いとされています。両親から高額なお祝いをもらった場合は、一般的な相場より低くてもマナー違反にはなりません。ご夫婦で話し合い予算の範囲内で内祝いを贈りましょう。
先輩ママのアンケート結果では、「両親」「祖父母・親戚」「上司・目上の方」への内祝いの相場は「5,000~10,000円」となっています。友達へは「3,000円台」が最も多く、「職場の同僚グループ」へは「1,000~2,000円程度」という結果です。
贈る商品を決定したら、「紅白蝶結び」ののしに表書きは「内祝い」で赤ちゃんのお名前にふりがなを振りましょう。お礼状として、メッセージカードを添えると、感謝の気持ちがしっかりと伝わります。赤ちゃんの写真入りのデザインから、シンプルな文字だけのものまで、相手によって、分けると良いでしょう。

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